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『【前編】なぜ世界中がストックビジネスに向かっているのか』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1198

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■━━━━━━[vol.1198] 2017/02/02━■

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01本日のコラム -

【前編】なぜ世界中がストックビジネスに向かっているのか

…………………………………………………
大竹 啓裕 (アットオフィス社長)
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本日もお仕事中お邪魔します。

このテーマは、非常にタイムリーでぜひあなたに
伝えたいと思いますが、実は以前チャレンジして
わかりにくかった為、前編後編に分けて詳しく
お伝えします。

【前編】なぜ世界中がストックビジネスに向かっているのか
 

あなたは自分の商品を月額制にしてみようと
考えたことはありますか?

実際にやってみた事があるならば、その時の
ことをぜひ思い出して下さい。

 
まず最初に経営者は「分割払いができたらいいな。
もしかしたら出来そうだ」という期待感から
スタートします。

多少の希望願望も交えながらそんな感じで取
り組み始めるでしょう。

 
次に、自分がお客様だったらと考えて価格を考えます。
 
「初期費用が安くできれば月額でもいいかな」
と考えます。

想像して見てください。
月額で払ってくれる人が毎月増えていく。

なにかとても魅力的な光景ですね。

 
特に商品サービスを提供する経営者にとっては
安定収益が見えますからそうしたい気持ちは
わかります。でも、いざ本当にサービスを作り
こんで行くとなにかとてつもない不安に襲われ
るんです。
 

どうしてなのか・・・・

それは、
「自分なら何ヶ月か過ぎたら解約するだろう」と冷静に
思えて来るからです。
ここが真実の可能性が高い。

なぜでしょう
なぜ、自分は解約するかもしれないと思うのか?

本人は製品のことをよく知っています。
そして一利用者としての立場で考えて行くと
製品の価値がどんどん劣化すると思っているからです。

これをロジカルに言えば、「製品を使って得られるモノ
への価値観が下がったときに支払いをやめる」わけですが、
いままでそれを突き詰めて考えたことがなかっただけで、
これは当たり前のことですし、売り切りの商売をしていると
この深く突き詰めて考える必要がなかっただけです。
いざ自分が当事者で考えると背筋が寒くなる。

実はここ10年のイノベーションによって、
その劣化を防ぐため技術や、簡単に課金する技術が開発
されて月額制に転換するハードルを下げました。

それは、いままで大企業でしかできなかったような
システムを安く使えて、中小企業には難しいとされていた
価値を維持することや、定額課金の壁が取り除かれたよう
なものです。

◆デジタルが発達してデータ化されるものは劣化しなく
なりました。【拡散しても劣化しない技術】

◆人の感情が下がりきらないように手間なく顧客に刺激を
与えるモチベーション管理ができるようになりました。
【情報管理の技術】

◆IT技術が発達して世界中に同時に配信できるように
なりました。【タイムラグが無くなる技術】

◆お金を毎月もらうという面倒な行為を代行してくれる
それも、格安で代行してくれるサービスが低額で使える
ようになりました。【便利な課金のサービス】

いままで、初期投資があるから踏み出せない商品サービスが
【便利なツール】を【借りて使う】ことで誰でも作れるよう
になって来ました。

そもそも、その【便利なツール】のアイデア自体が
【便利なツール】を【借りて使う】ことで誰でも簡単に
作れるようになってきた。

借りて使うというのはストックビジネスの大事な要素です。
ストックビジネスの4分野で最もパワフルなのが【借りる】
ということに対価を払うことだからです。

以前より大前研一氏が唱えていた借り物経済の発達は、
ストックビジネスが拡大する基礎的な要素だということ
になります。

シェアリングサービスが次々と生まれるのもこの流れ。

いままでは購入消費だったものから借りて使うに変化
したわけです。

最初はイノベーションがそれを可能にして、次に価格
が安くなることで借りて使う一部の人が増えて来て、
一般化の波がきた。

イノベーター理論の普及曲線そのままですが

もう、ストックビジネスを学ぶ時期では無くて、
当たり前にストックにできるものはしなければ
ならない時期が到来しているんです。

もしこのストックへの決断が利用者ニーズに合
っていたなら、先行してお客様を取り込んだ会社
は勝ち組ですし、他社に取り込まれてしまった企業
は取り戻すために多大なエネルギーが必要になります。

このイノベーションによって世界中のビジネスに
新サービスが生まれやすくなって来た、それもス
トックビジネスを構築しやすい技術がいくらでも
手に入る。

こうして、当たり前のように世界中のサービス
がストックビジネスになって行くし、ストック
ビジネスは収益が増えていくビジネスなので、
ますますその事業は巨大化していくわけです。

Amazonなどはその最たる例

悲しいかな、この結末にはもう巨大企業に
は勝てないということなのか?

この結末をあなたはどう思いますか?

果たしてもうダメなのか?

本当にそうでしょうか?

私たち中小企業は勝てないのでしょうか?

私は、ストックビジネスを上手く構築できる
ポイントは【便利なツール】ではなく、決定
的に大事なことがあることに気づきました。

たぶん【便利なツール】で作っても訳もなく
撤退や、なぜか成功する人がたくさん出て
きます。

このポイントを踏まえて、ランチェスター戦略、
地域一番戦略など世にある合った戦略で挑めば
成功率は飛躍的に高くなるし恐れる必要はあり
ません。

既に地元では一番という勝ち組経営の会社も
あるでしょうがライバルも研究しています。

いままでの戦略で勝てる部分もありありま
したが、自社オリジナルのストックビジネス
という長期に勝てる武器と、戦略やマーケテ
ィングを組み合わせるのが最強の方法だと
思います。

というところで、今日はここまで。

画像入の説明はこちら 
ブログ更新しました

http://otaketakahiro.com/archives/1531

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▼プロフィール:
インスクエア メルマガ編集長
・氏名:大竹 啓裕
・出身:福島県
役職:株式会社アットオフィス 社長 
会社ブログ:http://ao-ceo.jugem.jp
㈱ストック総研 会長 
大竹アンドパートナーズ税理士事務所
シニアコンサルタント
インスクエアサポーター(ビジネスモデル担当)
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会
副理事長
不動産活用ネットワーク 代表

著書:ストックビジネスの教科書(ポプラ社)
著書公式HP:http://otaketakahiro.com/book 
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