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『マレーシアが変った!日本製品が売れる』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1225

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■━━━━━━[vol.1225] 2017/03/06━■

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01本日のコラム -

マレーシアが変った!日本製品が売れる
…………………………………………………
リック スー(ハラルジャパン協会 マレーシア支局長)
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皆さんこんにちは
ハラル・ジャパン協会マレーシア支局のリックです。

先に自己紹介させて頂きますと、ハラル・ジャパン協会
マレーシア支局は、ハラル・ジャパン協会と提携する
マレーシア所在のベテラン法律事務所です。

多くの日本企業と現地企業とのビジネスの架け橋
として30年以上におよぶ実務経験があります。

さて、私は1・2か月毎にマレーシアと東京を行ったり
来たりしておりますが、マレーシアに関して話題にで
きる事のひとつが、ビニール袋についてです。

2017年に入って、マレーシア・クアラルンプールでは
、スーパーマーケットや市場等で一般的に使われている
ビニール袋やポリエチレン容器の使用を禁止する方針が
打ち出されました。

日本では、生分解性のビニール袋は、食品包装、農業
・林業、土木、海洋などで使われ、コンビニエンスス
トアで目にすることもありますが、東南アジアでは従来
の自然分解しないプラスチックのみが使われている状況
です。

そのような中、シンガポールとクアラルンプールは他
の東南アジア諸国より早い段階で環境問題に関心を寄せ
、ゴミ分別・ゴミ焼却等のゴミ処理、農業に使う肥料及
び農薬の土壌への影響、産業廃棄物の取り扱い等に対
して、政府が対応策を打ちはじめました。

今回のプラスチック袋とポリスチレン容器の使用禁止
もその方針の一つです。

とはいえ、プラスチック袋やポリエチレン容器を取り
扱う風袋業者は大量の在庫を抱えていますし、同時
に新制度に対応する生分解袋の準備がまだ足りてい
ない状況です。これから段階を踏んで、徐々に市中
に普及していくところだと思います。

このように、マレーシア政府は環境製品に対して強い
関心を持っているので、日本の環境関連企業にとって
大きな商機があると思われます。

現在アジアの中で最も環境に対する意識が一番高
いのが日本であり、日本製の環境関連機械は、
世界トップクラスの技術を誇ります。その為、
環境機械業界にとって東南アジアに進出するに
は良いタイミングが来ている、と私は思います。

現に、私は日本製のゴミ処分機器や飲料水精製機
器をマレーシア国内に紹介していますが、日本の
機器の持つ、処理する過程で出る廃棄物や有害物を
確実に分解できる能力に対して、とても高い評価
を実際に耳にしています。

さてもう一つ、個人的な感触としての話ですが、
美容についても話したいと思います。

マレーシアはかつてイギリス植民地だったので
、今まで流入してきたカルチャーはヨーロッパ
やアメリカのものが主流でした。美意識の主流も
欧米発信のモノばかりでしたが、韓国や日本のTV
ドラマが多く入ってきた影響により、韓国や日本の
アイドルや女優のメイクアップや美容手法に多くの
関心が集まるようになりました。

欧米のメイクアップと韓国・日本のメイクアップ
は全く違うものなので、マレーシアの女性達には
とても新鮮であり、特に日本の「かわいい文化」と
シンクロする「かわいいメイク」は、大人気です。

近年、韓国は国策として韓国のメディアコンテンツ
と商品を海外にアピールしていたこともあり、
日本の化粧品や健康食品よりも市場で目立つことが
多い状況でした。

マレーシアは経済成長により全体的に消費能力
が高くなってきていますが、それは一般の若い
女性も同じです。彼女らは、より品質の良い商品が
あるのならばそれ求めます。そのため、品質の高い
日本の化粧品、美容関連商品、健康関連諸品は、
今再び脚光を浴びていると私は感じております。

マレーシアと日本の両国の企業様と日々お会い
する機会が多い中、私が常々感じるのが、日本
には素晴らしい技術・商品が沢山あるにもかか
わらず、マレーシア国内で得られる日本の情報
・商品がとても少ない事です。

マレーシア側では日本の技術・製品に大きな関心
がありますが、日本との接点はとても限られているのです。

これは非常に勿体ないと同時に、上手くすれば
大きな商機につながるものだと確信しております。

そのような状況もあり、マレーシア支局では
両国企業の交流を少しでも盛り上げるための一案
として、「東南アジア視察ツアー」を企画しました。

アジア最大のハラル展示会MIHAS視察に、
ハラルハブ(マレーシア最大のハラル専用産業
商業港湾施設)の視察、当マレーシア支局主催
の「マレーシアへの輸出セミナー」、一般市場
視察等を盛り込んでおります。

ツアーの内容の一つの、アジア最大のハラル展示会
MIHAS (Malaysia International Halal Showcase)は
、近隣国や中東と活発に交易するマレーシア市場を
垣間見るのに、日本企業の皆様にとって良い参考に
なるでしょう。

昨年の実績として、出展社数539社(29か国)、来場者
数2万2千人(75か国)であり、ハラル食品の他、医薬
・化粧品・健康食品などの食品以外の商品、ノンハラル
商品、サービス(包装・運輸・金融)等の企業が展示
参加します。

この機会に、現地に密着したマレーシア企業ならで
はの「東南アジアハラルビジネス視察ツアー」にご
参加されませんか? ツアーの詳細に関しましては
、協会HPでご覧いただけます。

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★2017 年 東南アジアハラルビジネス視察
ツアー およびオプショナルツアー

開催日:2017年4月5日(水)~ 4月7日(木)
オプショナルツアー開催日:2017年4月8日(金)

詳細はこちら

http://www.halal.or.jp/event/mihas2017/

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▼プロフィール:
・氏名:Rick SOO(リック スー))
・出身:マレーシア

*華僑。シンガポールで教育、高校卒業後来日。
日本文部省国費生で大学・大学院(博士課程)
を経て、日本の大手上場企業に入社、海外事業
を担当。
*現在、SOO & CO 法律事務所・海外法人進出
アドバイザー、マレーシアの不動産投資会社
AZIASSETS役員、SOO Corporate Services役員。
日本「マレーシア不動産投資クラブ」理事。
*グループ企業名誉会長は日本天皇から旭日勲章を受章。
*著書:マレーシア不動産投資のススメ

インスクエアサポーター(東南アジア進出の法律・調査担当)
連絡先:rick_soojp@yahoo.co.jp
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