バーチャルオフィスのinsquare|TOP > インスクエアメルマガ バックナンバー


TOP >> ;Archive: 23. 10月 2017

『高齢者雇用の考えが間違っていた』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1414

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━■

 エイジレスな起業支援
 インスクエアが送る【最新!ビジネス情報】
 http://in-sq.com
■━━━━━━[vol.1414]2017/10/23━■

メルマガ無料購読申込はこちら

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01本日のコラム -

高齢者雇用の考えが間違っていた
…………………………………………………
大竹 啓裕 (アットオフィス社長)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大竹です
お仕事中お邪魔します。

【高齢者雇用の考えが間違っていた】

大分セミナーに行った際に、ユニークな
会社があればインタビューさせて下さいと
主催者にお願いしていました。

紹介してもらったのが株式会社豊後グループ
の塩月直樹社長です。

清掃の会社ですというから、地味な会社かなと
思いきや、衝撃的な話を聞いて、自分の考えを
変えようと思いました。

従業員の7割が高齢者、最高齢は80歳以上という
会社です。

鹿児島の大学で福祉を学んでいるときに学生起業
で清掃会社を興しましたが、この時には1年ともたずに
閉鎖。

その後大分に帰って来てメンテナンスの会社勤めを
へて20年前に再度独立。
清掃会社なのですがいくつか決めたことがある
1 高齢者を雇用する
2 下請けはしない

運悪く最初のお客様の仕事中に屋根から落ちて両足骨折
の重体に・・・・
3ヶ月の入院では、もうこれでまた終わりかという状況の
なかで、病院の階段の清掃状態がすこぶる悪く真っ黒
それが気になりだして、足は使えないのの這いながら
何十年もこびりついた汚れの層を手作業で剥離して
看護師が黒い階段と思っていた階段を真っ白にしたそうです。

そしてこの病院の院長に呼び止められ、それから
いままで清掃を続けている。

その後社業は安定するものの、高齢者雇用という考え
は一般的な福祉的な要素のままだった

ところがある時、漁船を購入して社員(高齢者が中心)で
会社で漁をしようということになる。

すると、どういうことか高齢者が活き活きした表情を
見せてくれた

それを見て、社長はすぐにアイデアが浮かんだそうです
「魚を釣り上げた瞬間の歓喜の表情を写真に撮ってください」

最初は本気じゃなかったが、これは面白いとなって、
次は市場に出せる資格を取得して、いわば漁師業を始めた
勤務前に週に2回漁船をだしたそう。

良い漁場を確保したので上がった魚は余るので、歓喜の
写真と一緒に新鮮な魚をクライアントに配って回る。

するとどうだろう、クライアントから予約が殺到

高齢者の働き方も変わりだして、今までの2倍効率が
上がりだした。
「漁に出たいから」ということ
高齢者のモチベーションがどんどん上がる。

船は苦手という人もいるので
今では、畑を作り出して、魚から野菜にも手を広げ
さらに、手作り料理を出す飲食店も準備中とのこと

社長曰く
「高齢者の方が仕事の質は高いんですよ」
「クレームにもなりにくくてお客様は喜んでくれています」
「どう活き活きと仕事をしてもらうかです」

尚、この豊後グループの試みが評価されて
「高齢者雇用開発コンテスト 特別賞※」を受賞しています
※厚生労働省及び独立行政法人高齢障害求職者雇用支援機構共催

———————————-
▼プロフィール:
インスクエア メルマガ編集長
・氏名:大竹 啓裕
・出身:福島県
役職:株式会社アットオフィス 社長
会社ブログ:http://ao-ceo.jugem.jp
㈱ストック総研 会長

http://otaketakahiro.com/

大竹アンドパートナーズ税理士事務所
シニアコンサルタント
インスクエアサポーター(ビジネスモデル担当)
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会副理事長
不動産活用ネットワーク 代表

著書:ストックビジネスの教科書(ポプラ社)
著書公式HP:http://otaketakahiro.com/book
————————————


« 9月 2017 10月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 11月 »