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『技術の習得と市場開拓』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1188

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01 ┃ 本日のコラム -『 技術の習得と市場開拓 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。

30万社HPコンテンツビジネスの市場開拓活動を、
準リアルタイムでお伝えしていきます。
1月も後半です。
私が年始から進めている、IBMのコグニティブコンピューティング
Watsonの技術習得について、進捗とコメントです。

一般論として、ビジネスチャンスはすでに確立した領域よりも、新しく開
拓できる領域が、新規参入による大きな成果が期待できます。

ITでは、IBMのコンピュータが本格稼働してから約50年=半世紀です。
こんなに高速な計算ができるなら、世界に3台あればすべての計算需要が
満たされる、という見方もありましたが、その変革は著しく、IoTになる
と億を超え、兆のオーダーのチップが稼働します。

「ITビジネス」というとき、その更に細分化されたセグメントを自分で定
義、追求することになります。
日本の実態は、ITを対象とした人材サービスが中心です。
技術者派遣です。

この領域では、商材が人ですから、人材確保が最大課題です。そのために
経営者は創意工夫を凝らします。最大手旧CSKの創業者大川氏は、社員と
の一体感を作るために、「お風呂に入って背中を流しあう」といっていまし
た。
トップになるには、並みでない努力です。人それぞれ異なります。

最新技術で勝負しようとすると、努力の対象が異なってきます。
私の場合は、ビジネス素材がコンテンツです。
どうやって顧客にその存在、有用性を理解してもらって、使ってもらえる
かを探り、適切なサービスとして組立てる必要があります。
「AI技術者を2名お願い」という需要には対応できません。

APIエコノミーという世界的な潮流に乗ろうと、IBM,マイクロソフト環境
でのサービスを2016年は作ってきましたが、APIエコノミーがまだ不発で
す。
1月1日からIBMコグニティブコンピューティングWatsonに注力してい
ます。まずは技術習得です。そこから市場開拓を追求します。

Watson解説本は1日で読めますが、その記述内容を自分で再現できるとこ
ととは大きな違いがあります。Watson及び周辺ツールを使うには関連した
知識が必須です。

現在その習得、蓄積に努めています。CMD=コマンドラインからの入力、プ
ログラム言語Python、NLC=自然言語分類、機械学習を行わせるための
CSVデータ作成、この効率化にはVBAのマクロ構築も必須、全文検索Solr、
WindowsPCから操作すると、文字コード標準sjisとUTF8 BOM無のハンド
リングもあります。

更に、対象とするコンテンツの準備です。
個別の技術的な習得は、慣れないと遅々としていることもありますが、確
実に前に進みます。蓄積型です。
評価対象とするコンテンツが存在していないと、検証への動機が萎えます。

先週(1月13日)ご紹介した、本メルマガ執筆者のpersonality
insightsはいくつかの発見があり、Watsonの有効性を感じさせてくれま
した。
一方で、音声認識は、日本語についてWatsonでは実用的でないというこ
とを、自分で持っているデータを投入して検証です。

現在は、画像認識に入っています。
世間で話題となっていた、犬か猫かには全く関心がないので、料理の識別
を対象としています。
2000種類の判別は、原理的に難しそうですが、200種類ほどのレシピから
候補抽出は出来そうです。4種類では検証しました。

次のステップは、スマホカメラからの映像取得判定です。
また、新しいツールを習得します。
ここまでで、Watson入門終了予定です。
APIエコノミー活性化へ、コグニティブコンピューティングで利用価値を
高めたサービスの準備に入ります。

更に、数値的な要素を扱うには、現在のNLP=自然言語処理系ではなく統計
処理が必要となります。
ここではSASやRといった技術要素があります。

技術の蓄積を追求するとどんどん深く、際限がありません。
自己満足に陥りがちです。
本来の目的=市場開拓とのバランスを追求しながら進めます。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)65歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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