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『AIに挑戦しよう』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1237

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■━━━━━━[vol.1237] 2017/03/21━━■

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01本日のコラム -

 AIに挑戦しよう
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 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

昨日のニュースで、「囲碁の日中韓トップ棋士とAI(人工知
能)の4者総当たりリーグで覇を競う「ワールド碁チャンピ
オンシップ」(WGC)が21日、大阪・梅田の日本棋院関西
総本部で開幕する。」(朝日新聞より)、というニュースを目に
しました。

他にも、介護や顧客サービスなど、人手不足から来るサービ
スの低下をAI活用で補う試みが盛んです。

自動運転は国家経済や産業の今後を見通す重要な要素の一つ
でしょう。

AIの活用は今や避けられないテーマです。

このメルマガでも、金曜日担当の藤田社長がIBM Watson(ワ
トソン)に取り組んでいる記事がありました。このメルマガ
文章や顔写真などを使った性格や年齢判断の実証実験をされ
ています。

IBM Watson(ワトソン)とは、IBM社のウェブサイトには「自
然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データか
ら洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。」
と定義されています。言語処理とありますが、画像認識もで
きます。これはAIプラットフォームですね。IBM社ではワ
トソンはAIではない、という見解もあるようですが、同じ
記事内にAIの定義もないので、ここでは独断でワトソン=
AIとします。

AIと言えばロボット、ロボットと言えばソフトバンクの
Pepperが有名ですが、それもワトソンを利用しています。

みずほ銀行のコールセンターでもオペレータ支援としてワト
ソンの利用を開始したという記事もあります。

先々週末のNHKのドキュメンタリー番組では、東日本大震
災の東京電力福島第一原子力発電所の事故対応について検証
をしていました。その検証で使われたのもワトソンでした。

実際にIBM社のワトソンチームが参加した検討会議の様子も
記録されていましたが、これを見て、ITの技術者としては今
すぐにでも取り掛からないとダメだな、と認識を新たにしま
した。

ここで重要なことは2つあります。

1点目は、ワトソンは「AIプラットフォーム」だというこ
とです。

冒頭に挙げたように、AIの話題やニュースはたくさんあり
ますが、大企業や産学研究機関でもない自分がAIを開発で
きるわけでもないと、どこか他人事でいました。しかし、ワ
トソンをAPIを通じて利用することにより、自分でもAI
を使ったビジネスができるということです。

おそらく、一般人が使えるAIプラットフォームとしてはワ
トソンは唯一ではないかと思います。

2点目は、AIプラットフォームというのは単純にソフトウ
ェアの提供だけではないということです。その後ろ側には膨
大な言語などの蓄積されたコンテンツがあり、それをソフト
ウェアで処理した結果がAIプラットフォームのアウトプッ
トです。

数年前からソフトウェアの利用形態として主流になっている
クラウドサービスがありますが、これらはほとんどがソフト
ウェア機能の提供であり、その中にコンテンツは含まれませ
ん。

ソフトウェアをコンテンツと一緒に提供するという考えはあ
っても、それぞれの利害によりサービスとしては実現してい
ません。わかりやすい例では、地図はコンテンツが必須です。
AIはコンテンツがないと成り立たないサービスという点が
特徴的だと思います。

そうなると、やはり従来の既得権を巡って様々な変化がある
と思います。つまり、それは小規模なプレイヤーにとっては
チャンスでもあるわけです。

AIはコンテンツが必須なわけですから、いままでソフトウ
ェアは作れてもデータのことまでは考えが及ばなかったとい
う人や企業も、AIを軸に考えると使う側の立場になってサ
ービスを提供することができるのではないでしょうか。
そして、それは都会でも地方でも可能です。

では、また。

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▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
・所属:(株)CNETメディアサービス 代表取締役
 http://www.cnet-media.co.jp
・データ復旧のプロフェッショナル Dr.DATA ドクターデータ
 http://www.drdata.jp
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