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『SUPER FRIDAY』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1406

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01本日のコラム - 

『 SUPER FRIDAY 』

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藤田幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
今日のタイトルは、初めて英文字です。
スーパフライデーでもいいのですが。
イベント実施者である、ソフトバンクが
英文字で配信しているので、そのままの
表記としました。

今日13日金曜はソフトバンクのスマホ
利用者は、サーティワンアイスクリームで
レギラーコーンのアイスクリームが1個無料です。

数か月前の同じ企画では、新宿歌舞伎町付近
の店舗では100メートル以上の行列ができて
いました。それを見て諦めました。

今回は、先ほど京都北大路店で、受け取る
ことができました。
高校と大学が終わる前を狙い、待つことも
ありませんでした。
アイスクリームを食べて、この無料サービス
モデルについて考えます。
私たちも応用することができるのかという観点です。

結論として無理です。
これは悔しいのですが、勝者のモデルです。
未来にわたって今の勝者がその位置を継続する
ということを意味しませんが、客観的に
現時点の勝者が使うモデルです。
中小、ベンチャー現在の勝者ではありません。

無料で300円程度の商品を提供します。
商品提供、店舗側も無料商品に附帯して購入
が期待できますから、ある程度の負担は
ありそうです。
一般論として、従来の顧客層と異なった
需要喚起にもつながります。

これを名もないベンチャーがやれるか?
広い意味では提携戦略です。
広告宣伝、告知活動として取り組めるか?
これも無理です。

ソフトバンクのスマホユーザという
確立した顧客基盤が、サーティーワンに
とって魅力です。SUPER FRIDAYの参加に
意味があります。
新興企業では、相手にとって連携の魅力が
ありません。

強者の戦略と、それに挑戦するチャレン
ジャーのゲリラ戦を識別が必要です。
大規模なフリー=無料配布モデルは強者の戦略です。
判断を誤ると破たんです。

インターネット関連ビジネスではたくさん
のフリーモデルが登場しています。
今も継続しています。

例えば、名刺入力無料サービス、無料の
クラウド会計、家計簿、会員獲得競争で
話題を呼んだニュースキュレーション。
新興のベンチャーですが、大きな資金が
必須です。未上場時点で数十億の資金を
調達します。

100万人の会員獲得には会員獲得コスト
を1000円/人として10億です。
創意工夫より資金調達力です。
いくつかの会社は新規上場、もしくは準備中です。

新しい事業の立ち上げには、いろいろな
方法があります。
強者の論理を模倣しないで、独自に
普及モデルを試行錯誤で構築します。
強者の弱点を突くことを
アイスクリームを食べながら考えます。

私が考える対象領域はAIです。
強者の論理で活動する勢力があります。
IBM Watsonとソフトバンクの連携。
技術をお金に換えるのが苦手なIBM、
権威を買い取って独占が得意なソフトバンク。

AIの利権とは一線を画して、市場創出
を追求します。
100兆円の資金ですべて根こそぎ、独占
しようという相手です。
特化ニッチの領域を絞り込んで対応です。

10月11日は大阪でIBM・ソフトバンク
共催でWatson講演会でした。
関西では珍しいので、参加しました。
展示など対応はソフトバンク社員です。
ほとんどは東京から出張です。

その事業モデルは?

パートナー登録することで、会員限定
のツールが利用できる。
決して安くない会費徴収モデルです。
日本語化を共同で実施したこと、
コールセンターにWatsonを導入した
対価のようです。

投下資金はベンダーから会費として
回収するモデルです。

IBMは日本語での対応が極めて限定的です。
その隙間を埋めていることは確かですが、
AIの市場創出にプラスになると思えない。

IBMの硬直化した対応に、英語で我慢し
ながら付き合うことのほうを選択します。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、
 起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)66歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 京都からイノベーションを目指します。2017/5/1
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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