バーチャルオフィスのinsquare|TOP > インスクエアメルマガ バックナンバー


TOP >> ;『事業の売買』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1098

『事業の売買』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1098

■━[ インスクエア ビジネスニュース ]━■

エイジレスな起業支援
インスクエアが送る最新!ビジネス情報

http://in-sq.com

■━━━━━━[vol.1098] 2016/09/06━━■

メルマガ無料購読申込はこちら

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01本日のコラム -

事業の売買
…………………………………………………
松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
ITサポーターの松澤です。

昨日のメルマガでは「事業を売る」がテーマでした。本文に書かれていたよう
に、事業を売りなさいと言う意味ではありません。

私も、事業を売る、買うという視点は、経営者としてはとても重要な視点では
ないかと思います。売る立場での背景は様々です。経営者がリタイアするため
のExit、新規事業集中のための事業売却、資金繰りによる事業売却など、様々
な理由があります。

一方、買う側の理由としては、転売を除けばほとんどが事業拡大のためでしょ
う。そして、既に成立している事業を取得することは、一から作るよりは時間
を節約することができます。

そして、売り買いですから、当然お金の話になります。いくらで売りたいか、
いくらで買いたいか。双方の着地点を見つけることになります。

どちらが楽かというと、当然買う方が考え方としてはシンプルです。いくら出
せるか、どのくらいの事業収入があって、どのくらいでペイできるか、しかあ
りません。無い袖は振れませんから。

売る方の考え方は複雑です。それまでにかかった投資の回収や今後必要な資金
が条件になります。しかし、やはりここでも買う立場での考え方は必要だと思
います。客観的に見て、自分が自分の事業をいくらで買うかという視点です。

恐らく、ほとんどは、実際に売りたい金額の方が勝るのではないでしょうか。
この状況で、自身で交渉をするのは厳しいものがあります。それほど高くない
と思われるものを高く売りつけなければならないので、よほどの商売上手でな
ければできません。また、残された従業員などもいるでしょうから、その人た
ちが譲渡先で肩身の狭い思いをするのはいいことではありません。

よって、事業の売買は売る、買う、どちらの立場でも第三者を入れるのが理想
だと思います(当然、そのためのフィーは必要となります)。

当社も3月にデータ復旧事業を取得しました。事業取得コンサルを、本メルマ
ガの編集委員でもあります藤田氏に依頼しました。当社の事業内容をよく理解
していただいており、事業売買や訴訟対応の経験も豊富なので、事業取得の意
味付けや条件の設定を依頼することができました。一番知りたいのは、普通は
どうするのか、という点であり、その点はいかに経験があるかということに尽
きると思います。

また、事業を売るという視点は、事業を拡張するためにも必要です。良い例が
フランチャイズ展開です。フランチャイズ展開するためには、事業として売れ
る状態になっていないとできません。直営展開するのか、FC展開するのか、事
業売却するのか、その違いだけだと思います。当社のデータ復旧事業も横展開
しようとしていますが、そのために本部としてやらなければならないことがた
くさんあります。

おかげさまで、取得した事業の従業員、FC店舗の経営者の皆様は真剣に事業に
取り組んでいただき感謝しています。事業取得をしてよかったと思っています。

——————————————————————-
▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
・所属:(株)CNETメディアサービス 代表取締役
 http://www.cnet-media.co.jp
——————————————————————-

関連記事

« 6月 2024 4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30